涙を恵んでもらう方法~毎日泣いたっていいじゃないか~
あなたは最近、涙を恵んでもらいましたか?
日々の生活でストレスと付き合う日々。
そんな毎日に“少しの癒し時間”を作りませんか?
涙を流す方法を考え、どうしたら涙を流せるのかをご紹介します。
自然な涙を流す方法は、ドラマや映画、アニメ、漫画の作品、スポーツ観戦、未体験の出来事によって流すことが出来ます。
人の感情はそれぞれ違うので、感情を揺さぶられるフレーズはたくさんあると思います。
プロの方達の作品から“涙を恵んでもらいましょう”
その前に涙を流すってどういうことなの?
・涙を流すメカニズム
感情が揺さぶられた時、脳に感情が作られます。嫌な思いをしたり、楽しい体験をしたりすると“偏桃体”という所に情報が集まります。
誰かの前で涙を流すことは、恥ずかしいとか弱いという感情を持つ人もいます。
ですが、人は誰しも気持が高揚すると涙が出るようになっています。
涙を流すのは、あなたの体が機能している証拠です。
心配することなんて何もありません。
涙を流すときは、自律神経の“副交感神経”が優位になると、血管が広がりそのため涙腺も緩み、涙が出やすくなります。体と心を休めることで副交感神経をさせましょう。
逆に“自律神経”は忙しい毎日の結果起こる「睡眠不足」や痛い、悲しい等の「ストレス」によって、交感神経の高ぶりによる体の不調→血管収縮→涙腺が締まる→涙の減少となります。
涙を流すことを軽視せず、自律神経をコントロール出来たら、人生が少し良くなりますね。
・涙とストレス
痛みを伴う涙にはストレスが含まれます。暮らしの中で全くストレスを感じずに生きていくことは、ほとんど不可能です。じゃあ、どのようにしてストレスに立ち向かっていけばいいのかを考えましょう。
私の答えは、“涙を流す”ことです。
ストレスは体と心に常に攻撃をしています。その大敵と戦うためにも、自分自身の感情が大切になってきます。
●現在は肉体労働が減り、頭脳労働が増えてきた。
様々な業界で働いている人達。様々なストレスにさらされていると思います。いちがいに決まり切ったストレスが原因ではなく、複雑な世の中が複雑なストレスを誘因しています。仕事で誰かに頼んでおいた仕事が納期に間に合っていなかったり、上手く伝えたつもりが相手に誤解を与える結果を招いてしまったり、用意しておいた資料を間違って削除してしまったりとストレスは個人で違います。
頭を使いすぎると糖分を欲します。勉強した時や有酸素運動をした時も同じ症状が出ます。朝から仕事の事を考え、流れを組み立てて実際に行動する。何か不備があれば、そのフォローをすぐに行い、トラブルを最小限にする。このように、周りに気を遣って生きていくこと自体に糖分消費は必須です。
なので、頭脳労働をしていく上で必要不可欠の存在です。
・ストレスの現状
会社での人員削減により仕事が増える、今まで必要のなかった管理業務が増える、高齢化により体力的な仕事が出来る人材の減少。
今働いている人達はこのようなストレスと向き合わないといけません。イヤだから“俺は、私は働かない”では、生活が出来なくなり給与水準も上がらない日本で息も苦しくなってきそうです。じりじりと日々の生活をこなす中でメンタルがすり減ってきますね。
厚生労働省が令和2年に公表した「労働安全衛生調査(実態調査)」では、
・メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所:61.4%
60歳以上の高年齢労働者が従事している事業所のうち、
・高年齢労働者に対する労働災害防止対策に取り組んでいる事業所:81.4%
本人の身体能力、体力等に応じ、従事する業務、
・就業場所等を変更している事業所:45.7%
という結果になっています。
対策をしている場所で働けている人はストレスが緩和されているかもしれませんが、約4割の事業所ではメンタルヘルス対策がされていないのが現状です。
ストレス:外部からの刺激による緊張状態
(環境的要因、身体的要因、心理的要因、社会的要因があげられます。)
・感動の涙
味の変化
涙は感情によって変化することが知られています。
誰かと会って嬉しい時や悲しい物語に触れた時の涙は副交感神経が優位に働いているため、水っぽく甘めの味になるそうです。
それに対し、交感神経が優位に働いている時の涙はナトリウムが多く含まれるためしょっぱい涙に早変わりします。
身体の神秘に触れた感じがしますね。悲しみや喜び、怒り、嫉妬などの感情が揺れ動くことによって涙を流すのは人間だけだと言われています。
この“感動”をコントロール出来たら、ストレス社会をうまく生きていけます。
感動して涙する理由
涙を流しやすくするためには休んでいる時に高くなる副交感神経を優位にすることがポイントとなります。それにより、涙腺が緩んで涙が出やすくなります。涙を流すことは、睡眠を取るのと同じくらいに自律神経を整えることに役立ちます。自律神経は不規則な生活やストレスで乱れやすくなり、睡眠不足などの弊害とともに交感神経が高ぶり、心と身体を壊していきます。
副交感神経を高めるリラックス方法 5選
- 仮眠をとる
仕事の休憩時間の有効活用として仮眠を取ることです。寝るとリラックス効果があるため心身を休めることが出来ます。短い時間かもしれませんが、ストレスの軽減や心の安定につながるので、目を閉じてウトウトしているだけでもいいので時間を作りましょう。 - 深呼吸をする
腹式呼吸がおススメです。副交感神経が優位になり、効果抜群。周りの目を気にせず、手軽に出来るためこまめにやりたいですね。やり方は、息を口から吐き出し、鼻から息を吸い込むだけです。この時、吐き出す際に負の感情を押し出すイメージで、吸い込むときにプラスのイメージをすると効果があがります。緊張がほぐれてイライラなんて飛んでいきますよ。 - ぬるま湯でお風呂に浸かる
38~40℃のお湯を張って入ります。この温度が適温と言われており、全身浴なら10分程度、半身浴なら20分程度が目安。長く入りすぎても、短すぎてもリラックス効果が薄れてしまうので、お風呂に時計があると便利ですね。自分の感覚でお風呂時間を測るとそれだけ、ちょっとして緊張を覚えてしまうかもしれません。
温度の上げすぎにも注意です。42℃以上だと交感神経が優位となってしまうので、熱いお風呂が好きな方も程々にしてくださいね。 - 軽いマッサージをする
緊張状態が続いたり、ストレス環境に身を置いて生活をしていると身体がカチコチに硬くなってしまいます。具体的には、筋肉が固くなるということですが。
ツボ押し+全身を軽くマッサージすることにより、血流が改善されて体が軽くなったと感じますよ。
目のマッサージにハンドマッサージ、頭部マッサージ、耳マッサージ等、比較的手軽に出来るマッサージを取り入れましょう。 - 笑顔を作る
意識的に笑顔を作ることで気持ちが落ち着きます。普段から表情筋を緩めるようにして自然な笑顔が出るように心がける事でストレス解消や自律神経の安定になるので、率先して取り組んでいきましょう。
では、涙を流すことによって、私達はどのようなメリットがあるのでしょうか。子供の頃は1日100回以上笑うと言われていますが、大人になるにつれてどんどん減っていき、1日平均15回というデータもあります。では、涙を流すメリットはどのようなものがあるのでしょう。
・涙のメリット5選
- ストレス解消
涙を流すことによりストレスレベルが下がり、気分がよくなるという研究結果がある。 - 気分を高める
涙を流した後は、気持ちが前向きになり、挫折したことやチャレンジ出来ていなかったことに取りかかることに適しています。 - カタルシス効果が見込める
イライラや不満などのマイナス感情を口に出すことによって痛み、苦しみが緩和されて安心感が得られるようになります。家族や友人に悩みを言葉にして聞いてもらうことにより負の感情から解放されて気分が軽やかになります。自己完結が出来るという点でも魅力的ですね。 - 感情の安定性
睡眠と同等のリラックス効果があると言われているため、感情は一定の安定性を保ちます。副交感神経が働いて涙を流すことで気持ちの落ち着き、負の感情の排除、プラスイメージを増やしていきましょう。 - 安眠効果
涙を流した後は寝つきが良いと感じたり、暖かい布団でよく眠れたと感じる人は多いと思います。上記にも書いた通り、ストレス解消や感情の安定が質の高い睡眠へと誘導してくれるので、相乗効果となります。涙を流すメリットは繋がっていますね。
まとめ
【涙を恵んでくれる作品・体験をしよう】
涙を流すことは、現代のストレス社会を生きていく上で必要なスキルです。自分自身を理解して、常に知ろうと努力をして感情のコントロールをしていく事が大切です。
そのためにもドラマ、映画、アニメ、漫画、スポーツ、ライブで涙を恵んでもらおう。
今までに出会ったことのないストーリー、今まで見たことのない映像、今まで味わったことのない感動を手に入れるチャンスが世の中にはたくさんあります。
その“感動の涙”を1日も早く手に入れて下さい。